【取締役 佐々木 隆広 インタビュー】株式会社ビジネス・インフォメーション・テクノロジーってどんな会社?

このような悩みの一つの答えになるようなアドバイスをいただいたのは、株式会社ビジネス・インフォメーション・テクノロジーの取締役である佐々木 隆広さんです。
今回は、株式会社ビジネス・インフォメーション・テクノロジーの取締役 佐々木 隆広さんにインタビューをして、会社についてや選考基準、ヒートウェーブから採用した人の話、未経験からIT業界に挑戦する人へのアドバイス、持っていると有利に働く資格などについてお話していただきました。

佐々木 隆広
システム開発を基幹として、アウトソーシング、インフラソリューション、ハードウェア、電気通信工事、電子出版等、幅広い事業を展開し、成長を続けている株式会社ビジネス・インフォメーション・テクノロジー(BIT)
アウトソーシング事業部の総責任者。
会社の強み | 誠実さと責任感を持ち、トラブルから決して逃げない会社の文化 |
採用したい人材 | ・Python系のAWS系の資格を持った方 ・コミュニケーション力のある方 ・マネジメント経験のある方 |
面接で重要視するところ | 質問に対して適切に回答できるか(コミュニケーション力) |
ビジネス・インフォメーション・テクノロジーってどんな会社?
ーーー最初に簡単にビジネス・インフォメーション・テクノロジーについて教えていただけますか?
(佐々木):弊社は創業24年目を迎え、スタート時は5名で始まりましたが、現在は役員5名を含む約250名の従業員が在籍しています。
主要事業としては、
・システム開発:JavaやPHPを活用した受託開発。
・クライアント先に常駐して、インフラ構築・運用、サポート、システム開発など。
・BPOサービス:ヘルプデスクやシステムの監視などアウトソーシング事業。
・e出版サービス:コンビニプリントサービス(スポーツ選手やアニメ、証明写真など)の開発・運用。
その中で、私たちアウトソーシング事業部は、自社のエンジニアをお客様先に派遣し、SES(システムエンジニアリングサービス)として常駐する業務を担っています。
基本的には、エンドユーザー様がいて、その直下に大手SIer(システムインテグレーター)、そしてその下で当社のエンジニアが業務を行う形が多いです。
業務内容は大きく「開発系」と「インフラ系」に分かれています。
・開発系:主にJavaや.NETを使用した開発が多く、お客様は金融系や物流関連の企業が中心です。
・インフラ系:比較的長期の案件が多く、運用・ネットワーク・サーバーの構築・運用業務を担当します。
特にインフラ系の業務では、長期間にわたってお客様先で業務を行うケースが多く、実際に当社の技術系部長は18年間、同じ現場で業務に携わっていました。そのため、お客様と長期的な関係を築きながら、安定した技術提供を行うことができています。
ーーー会社のミッションや社内での価値観などについて聞かせていただけますか?
(佐々木):そうですね、うちの代表がよく「売り上げを上げろ」と言うんですが(笑)、
もちろんそれも大事ですが、それ以上に「誠実」「謙虚」「感謝」といった会社のバリューを大切にしています。
特に、SESをやっていると、トラブルが起きた際に責任を回避しようとする会社も少なくないと感じています。例えば、「間に入っているだけなので、対応できません」といった対応をする企業も多いんです。
しかし、弊社ではトラブルが発生した際も、金銭的な保証を含め、最後まで責任を持って対応することを社内文化として築いてきました。企業活動をしている以上、トラブルは避けられないものですが、そういう時こそ企業の姿勢が問われると思っています。
何か問題が発生しても、最後まで現場に残り、責任を果たす。それが弊社全体に根付いている価値観だと感じています。
ーーー社員の方はどういう方が多いですか?
(佐々木):真面目な社員が多いですね。適当に済ませるという意識が少なく、一つひとつ丁寧に取り組む姿勢が根付いているように思います。
エンジニアの集団なので、技術的な探求心を持っている方が多いのは当然ですが、それだけでなく「この程度でいいか」と妥協することが少なく、細かい部分までしっかり掘り下げて仕事をする傾向があります。
(採用担当 有賀):あまりガツガツしたタイプの人は少ないですね。我先にと前に出るよりも、周りと協力しながら仕事を進めたり、サポート役に回ったりと、気配りができる方が多い印象です。
チームワークを大切にしながら、互いに助け合う文化が根付いているのも、当社の特徴かもしれません。
技術力も大事!でも面接で一番重視していることは…
ーーー面接で重視するところを見ていますか?
(佐々木):もちろん、技術力や経験は非常に大切です。でも、やっぱり一番重視するのは『コミュニケーション力』ですね。
現在、特にアウトソーシング事業部を積極的に採用しているんですけど、そこで働く皆さんが最も苦労するのは、お客様先で作業すること。
つまり、『常にお客様の目に晒されながら仕事をしなければならない』という点が、SESの大変なところだと思います。
もちろん、求められる技術力もありますが、最初に一番必要とされるのは、やはりコミュニケーション力です。
さらに、きちんとした回答を持っているのか、または質問に対して適切に回答できるかも重要です。
例えばよくあるのが、質問を投げかけたときに、その質問とは別の話から始めてしまう方。アンサーファースト(回答を先に)ではないことが多いんですよね。
質問に対して返ってくる答えが、「あ、これはちゃんと私が聞いた答えだな」と感じられるかどうか、そこをしっかり見ています。
ーーー取得していると有利に働く資格はありますか?
(佐々木):基本的には、最初に取ることが多いのは『ITパスポート』や『基本情報技術者試験』などになるかと思いますが、最近特に嬉しいのは『AWS系の資格』を持っている方ですね。AWSの資格があると、案件へのアサインが決まりやすく、非常に有利です。
あとは、『Python系の資格』もかなり強みになると感じます。
こういったの資格を持っていると、我々としては様々な案件にアサインしやすいですね。
実際、お客様先でもクラウドへの移行が進んでいるので、クラウドに関する知識を深めていく必要があるんです。そういった現場では、未経験でも挑戦できる案件も少なからずあります。
ヒートウェーブ卒業生の活躍エピソード紹介
ーーーヒートウェーブ(セキュ塾、職業訓練)からの入社した方の様子を聞かせていただけますか?
(佐々木):
1人目は、IT業界未経験だったんですが、非常にしっかりとしたコミュニケーション能力を持っていまして、最初からセキュリティの部署に配属されました。お客様からの評判も良く、そのおかげでチームの増員にまで繋がったんです。
2人目は、合理的に物事を考える力と、自分に対してストイックな努力ができるところが非常に強みでした。
その姿勢は今も続いており、現在は事業部の課長としてマネジメントも担当しています。技術や仕事に対して、新しい情報をどんどん取り入れる貪欲さもあり、その姿勢が今の活躍に繋がっているんだろうと思います。
ビジネス・インフォメーション・テクノロジーは上場準備中!
共に働いてくれるエンジニアを探しています!
ーーー今、未経験からIT業界に挑戦する方に向けて何かお話していただけますか?
(佐々木):IT未経験でスタートする場合、弊社ですと最初は比較的多いのはインフラ周りの業務ですね。
最初は、クライアント様のPCキッティング作業やネットワーク、サーバーの運用業務から入ることが多いです。こういった業務は、実際に手を動かしながら基礎的な知識を身につけることができるので、非常に良いスタートになります。
あとは、AWSの資格を持っている方には、特にチャンスがありますね。
JavaやPythonを学んで開発からスタートしたいと考える方も多いですが、インフラやネットワークの重要性は今後も絶対に変わらないと思います。
特にクラウドが進化していく中で、より高度な知識が求められるようになるはずです。
開発の分野は、AIによる影響を受ける部分は多いかと思います。
ただ、それがすぐに実現するわけではないと考えていて、少なくとも私が生きている間は、AIによる完全な代替が起きることはないだろうと思っています。
とはいえ、AIの使い方を学んでいくことは非常に重要だと思いますし、今後の技術の進化に対応できるように準備しておくべきです。
ーーー最後に見ている方へのメッセージをお願いします
(佐々木):現在、会社はまさに大きな変革の時期にあり、IPOを目指して上場準備を進めています。この上場準備にともなって、会社組織も大きく変化していて、ガバナンスを含む新たな体制の整備が進んでいます。
そのため、今後、会社内で新しいポジションが生まれる可能性が非常に高いです。
もちろん、エンジニアの方々もその一部で、私が担当している事業部だけでも現在180名ほどのメンバーがいます。IPOに向けて事業をさらに拡大していく必要があり、そのためには人員の増加が必須です。
具体的には、200名、300名、400名という規模で人を増やしていく予定です。
SES会社として成長していく中で、従来の方法だけではなく、我々の事業部では、『エンジニアが他のエンジニアをマネジメントする体制』を作ろうとしています。人数が増える中で、各チームの規模に限界があるため、マネジメント層の強化が必要になるからです。
そのため、これから入社される方々には、技術的なキャリアだけでなく、マネジメントのキャリアパスも広がっていくことになります。
組織が拡大する中で、リーダーシップを発揮するポジションに挑戦するチャンスも増えるので、ぜひその点を意識してキャリアを築いていってほしいと思います。
私たちと一緒に、新しい挑戦をしていきませんか?
あなたの力を必要としています。これからの成長を共に歩んでいけることを楽しみにしています。