フリーター→ぜい弱性診断士|趣味のアプリ制作の経験からセキュリティの道へ
🕒 2025.05.23
そんなお悩みに答えて今回お話を聞かせてくださるのは、『サイバーセキュリティ技術者育成コース(昼)』を受講し、セキュ塾の就職支援を受けて、業界未経験からセキュリティ業界への転職を成功させ、既に現場で働かれている小幡さんです!
小幡さんがセキュ塾に入校した経緯、セキュ塾でのこと、実際に働いてみての現状など様々な内容について語っていただいたので、セキュリティ業界に挑戦したいという人は、ぜひ参考にしてください。
1993年生まれ。前職では情報システム部門でヘルプデスクやキッティング業務を担当。そこで体験したセキュリティインシデント対応に対する無力感を解消すべくセキュ塾『サイバーセキュリティ技術者育成コース(昼間)』を受講。
受講期間中に取得を計画していた「基本情報処理技術者」も取得し、セキュリティ企業への転職を成功させる。
現在はセキュリティ業務のPMを担当!
受講コース | サイバーセキュリティ技術者育成コース - 2023年10月生(昼) |
給付金制度 | 専門実践教育訓練給付金(最大で受講料80%OFF) |
取得した資格 | ・ITパスポート ・基本情報技術者 ・情報セキュリティマネジメント |
講座で身についたこと | ・ネットワークやサーバーの知識 ・セキュリティのスキル |
HEATWAVE
『サイバーセキュリティ技術者育成コース』を『受講しようと思ったきっかけ』について教えてください。
小幡さん
以前は情報システム部門で「ヘルプデスク」や「キッティング」をやっていました。
その時のヘルプデスク対応で、セキュリティリスクに陥ったユーザさんへ状況確認をさせていただく場面があったのですが、ユーザーさんが感じるであろう、無意識的にセキュリティリスクを犯してしまう不安や、これから責任追及が始まるんじゃないかという恐怖感を、迅速な対応で和らげ、安心させられるセキュリティエンジニアになりたいと思うようになりました。
そんな経緯からセキュリティの学習方法を探していた時に『セキュ塾』を見つけて、カリキュラムで自分に不足していた、セキュリティの土台になる「サーバー」や「ネットワーク」といったインフラ部分の知識と、「活きたセキュリティ対策」が学べるとお見受けし、『サイバーセキュリティ技術者育成コース』を受講することにしました。
独学で具体的な学習が難しい『セキュリティ領域』に対して、基礎的なところからしっかりと学ばせていただけました。
HEATWAVE
『サイバーセキュリティ技術者育成コース』に『受講中のこと』を聞かせてください。
小幡さん
まず受講前に『情報セキュリティマネジメント』の資格を取得したり、『基本情報技術者』の学習を進めることで、講義上で触れる単元に対する「自身の疑問点」を明確にしました。
講座が始まる前に少しでも耳慣れしておきたい気持ちもありまして(笑)
実際に授業を受ける段階になった時には、講義時間や休憩時間を利用して分からないところを分かるまで、先生に質問させていただきました。
「資格」に関しても、この期間までにこの資格を取るという「目標立て」をしていました。実際には計画通りにはいかず、授業についていくので一杯一杯だったところもありますが…。
ただ、先生が丁寧に解説してくださったことや、クラスメイトの方々もとても気さくな方が多くて、一緒に頑張っていこうという共通の思いがあったので、分からないところはお互いにフォローし合いながら、仲良くさせてもらったことも励みになりました。
『クラッキングの実例』の単元では、実際にどう考えていけばいいのかっていうところだったり、資格勉強や独学だけだと学べないところが実践的に経験できたので、インフラエンジニアとして働きたい方、脆弱性診断やペネトレーションテスト、フォレンジックなどを学びたい方には、『セキュ塾の講義』がおすすめです。
「セキュリティ領域」は、抽象的な表現や見慣れない用語が多くて、個人学習ではイメージがしづらい部分があるので、独学で活きたスキルを身につけるのは難しい道かもしれません…。
HEATWAVE
『セキュ塾の就職支援』を活用された感想を教えてください。
小幡さん
履歴書や職務経歴書といった応募書類に「何を書くべきか」を、キャリアコンサルタントの方に親身に相談に乗ってもらったことで、 「アピールすべき部分」や「自分の目指すキャリア」の整理が自分の中でついたことが、僕にとっては一番助かりました。
他にも、具体的に「自分の方向性に合った企業を紹介」してもらったり、セキュリティという知識のない業界への挑戦をするにあたって、「精神的にも心強い支援」をしてもらいました。
HEATWAVE
転職先は『どのような基準』で選ばれましたか?
小幡さん
転職活動に関しては、前職と同じ情報システム部門でセキュリティ領域に明るい社内SEか、セキュ塾で学んだ内容をガッツリと生かしていけそうなセキュリティエンジニアのどちらかに就きたいと思い、二軸で就職活動を進めていましたね。
最終的には、より専門的にセキュリティと向き合い、実務の中で段階的に技術的な知見を深められるセキュリティエンジニアとして働くことを希望していました。
HEATWAVE
転職して数ヶ月が経ちましたが、『実際のお仕事』はどういった状況ですか?
小幡さん
セキュリティ製品の仕様設計を行い、お客様企業への製品導入の為に環境毎にテストしたり、その後の安定的な製品運用に繋げていくフェーズの部署で、『プロダクトエンジニア』として配属いただいています。
具体的な業務としては、進捗管理や報告、予算工数見積もり、タスク管理などのPM業務に挑戦させていただいたり、セキュリティ製品の運用(アラート検知対応等)や製品導入テストの確認を行っています。
HEATWAVE
セキュリティ分野で、『実際に働いてみた感想』を教えてください。
小幡さん
「PM業務」に挑戦するにあたって、言葉を慎重に選んで相手に伝えることを意識するようになりました。
PMの特性上、都度確認していかなければならないことや、責任の所在など、様々なことに気を回さないといけないため、一回一回の会議の機会に念入りな準備と段取り思案が必要になること。
そして、セキュリティエンジニアという仕事柄、「迅速性」も求められるので、相互認識の違いがなく円滑に物事を進めるために、どういう言葉を使ったらよいのかを考える必要があること、 そういったある種の「戦略性」の側面が強い仕事だと感じています。
ただこれは、セキュリティエンジニアの種類にもよって違いがあると思うのと、 まだまだ奥深くて僕も全容を知れていないところが大きいので、これから目指される方は「就業前の情報収集」に力を入れてみると良いのかもしれません。
GPOの原理などの直接的に役立つ知識から、 サーバー構築やネットワーク設計など実際に何をやっているのか、未経験者には想像しづらい部分の知見まで、様々な場面で「セキュ塾で学んだこと」は支えになっていると実感しています。
HEATWAVE
新しい職場で『一番嬉しかったこと』について聞かせてください。
小幡さん
業務上で密にサポートをし合う、セキュリティエンジニアならではの「強い連帯感」を感じられることですかね。
業務内容とは関係ない話ですが、職場の皆さんと一緒にほぼ毎日ランチに行ったりするんです。
HEATWAVE
『もっと学んでおけば良かったと思うこと』はありますか?
小幡さん
個人的には「英語学習」ですかね。技術色の強いセキュリティエンジニアが多いので、 経験も知見も浅い自分でも活躍できる場面を作る意味合いで、語学力を鍛えておけば良かったかなと…。
また、セキュリティエンジニア職の求人では、『CCNA』取得や『LPIC/Linuc』、『情報処理安全確保支援士』が最低資格要件となっていることが多かったりするので、技術的な特色の強いセキュリティエンジニアを目指される場合は、「CCNA取得」などを目指されるのも良いと思います。
HEATWAVE
『所持している資格』と、『今後取っていきたい資格』を教えてください。
小幡さん
今持っている資格としては、『ITパスポート、基本情報技術者、情報セキュリティマネジメント』といったIPAのレベル2までの資格です。
今後取っていきたい資格は『情報処理安全確保支援士』で、私の業務内容を考えると外国語を使う場面がすごく多いので、「英語や中国語の勉強」もしていきたいとも考えています。
HEATWAVE
仕事をしながら自主的に学習をするのは大変だと思いますが、『どういった工夫』をしていますか?
小幡さん
僕の場合は、通勤時間などの「スキマ時間」を利用してこまめに触れることで勉強していくことですかね!
ただ、実際には仕事を終えて疲れたなって思った時は、どうしても勉強に向かない時もあるので、そういう時は土日のどちらかは休んで、どちらかは少しでも勉強する自分ルールを作るようにしています。
HEATWAVE
『今後の目標』などはありますか?
小幡さん
今後の目標は、担当しているセキュリティ製品の機能要件熟知を達成し、お客様企業向けの仕様設計ができるようになることです。
製品知識がついてきたら、『脆弱性診断』や『ペネトレーションテスト』などの業務領域にも挑戦し、ゆくゆくは『CSIRT』という実際にユーザ対応したり、企業のセキュリティの体制を構築することで、セキュリティリスクを回避していく業務に携わっていきたいです。
HEATWAVE
セキュリティエンジニアを目指す人に向けて、『アドバイス』をお願いします!
小幡さん
セキュリティの求人で未経験歓迎という求人も確かに多いんですが、IT未経験からのセキュリティ転職は結構ハードルが高いように感じます。
未経験者や、IT職種で少し就業していたけれども、私のように下流工程しか担当したことがない場合には、資格取得や『セキュ塾』のようなセキュリティスクールで学んできたという客観的な指標が、熱意をアピールする上で大事になってくるのかなと思います。
あとは、「セキュリティエンジニアになりたい志望理由」もちゃんと見られてるように感じました。
セキュリティ人材が不足してるからとか、セキュリティ関連ニュースを聞いたからという動機がきっかけでもいいとは思うのですが、その上で「セキュリティエンジニアになって何がしたいのか」っていう「自分が成し遂げたい想い」をアピールすることに転職成功の秘訣があると思っています。
一緒に頑張りましょう!
今回は小幡さんに、セキュリティ学習を始めた経緯、『サイバーセキュリティ技術者育成コース』での体験談、セキュ塾の就職支援について、現在のお仕事のこと、今後の目標についてお話しいただきました。
ポイントは以下の通りです。
・独学で具体的な学習が難しいセキュリティ領域を、基礎から実践的に学ぶことができた
・専任の就職支援担当との面談で、アピールすべき部分や自分のキャリアの整理がついた
・未経験者の熱意をアピールするには、資格取得やスクール受講などの客観的な指標が重要
小幡さんのように、セキュリティ上のトラブルに危機感を覚えた経験がある方や、将来性のある業界で手に職をつけて働きたい方は、セキュ塾を受講してセキュリティ業界にチャレンジしてみませんか?
未経験からセキュリティ転職を成功させるためには、相応の努力が必要ですが、セキュ塾では、実践的なサイバーセキュリティ教育を提供しており、小幡さんのように手厚い転職サポートを受けることも可能です。
サイバー攻撃の増加で需要が高まるセキュリティ業界に転職してみませんか?
業界未経験でもご安心ください。セキュ塾では未経験から実践を通してサイバーセキュリティのスキルを身につけることができる講座をご用意しております。まずは無料カウンセリングで、専任のコンサルタントにあなたの悩みや不安をお聞かせください。
なお、ヒートウェーブITアカデミー(セキュ塾)では次のような給付金制度もご利用いただけるため、通常よりも自己負担額を抑えて受講いただけます。
専門実践教育訓練給付金 | 受講料の最大80%の給付金を受けられる。 |
リスキリング補助金 | 受講料の最大で70%の給付金が受けられる。 |
人材開発支援助成金 | 受講料の最大で75%の給付金、賃金助成が受けられる。 |
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